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解剖学第2講座(機能形態学講座)とは
形と機能のつながりを探る、
その先にある未来へ
 奈良県立医科大学 解剖学第2講座(機能形態学講座)のホームページをご覧いただき、ありがとうございます。私たちの講座では、脳や神経系の「形」と「機能」の関係を明らかにする機能形態学を専門としています。形態学は、医学の原点とも言える分野です。病気や障害を理解するためには、まずその臓器や細胞の形を知ることが必要です。そして、その形がどのように機能を支えているのかを理解することが、病態の解明や新たな治療法の開発へとつながります。

 近年の医学は、分子レベルの解析や高度な画像診断技術、遺伝子解析など、急速な進歩を遂げています。しかし、その土台を支えているのは、基礎医学の知見です。病気の根本的な理解や新しい医療技術の開発は、臨床現場だけでなく、基礎研究の蓄積によって可能になります。脳や神経系は、人間の意識・記憶・感情といった高度な機能を担うと同時に、認知症や精神疾患、神経変性疾患、脳損傷といった重大な病気の舞台でもあります。その複雑な構造と働きを解き明かすことは、単なる学問的興味にとどまらず、医療や社会全体の幸福に直結するテーマです。私たちの研究は、その大きな目標の一翼を担っていると自負しています。

 当講座では、最先端の顕微鏡技術、分子生物学的手法、動物モデルや細胞モデルを駆使して、多角的に脳と神経の謎に迫ります。研究対象は変化していきますが、常に「形態」と「機能」の結びつきを軸に置いています。学生や大学院生の皆さんには、研究の最初の一歩から丁寧にサポートします。顕微鏡で細胞を観察することから始まり、実験計画の立案、データ解析、学会発表や論文執筆に至るまで、一連のプロセスを経験していただきます。これらは医師としての将来に直接役立つだけでなく、論理的思考力、問題解決力、チームでの協働力といった、あらゆる分野で活きる能力を育みます。

 基礎医学研究は、目に見える成果が現れるまでに時間がかかることもあります。しかし、その一歩一歩が、未来の医療を変える礎となります。もしあなたが「医学を深く理解したい」「自分の手で新しい発見をしたい」と感じたなら、私たちの研究室はその思いを形にできる場所です。解剖学第2講座は、知識と情熱を持つ仲間をいつでも歓迎します。一緒に学び、考え、挑戦し、医学と社会の未来を切り開いていきましょう。

奈良県立医科大学
解剖学第2講座(機能形態学講座)
教授 服部 剛志

奈良県立医科大学 医学部 解剖学第2講座(機能形態学講座)

メンバー紹介

Member introduction
服部 剛志
Tsuyoshi HATTORI
役職 教授 Professor
学会 日本解剖学会、日本神経化学会、日本神経科学学会
研究テーマ 神経発達と神経炎症
一言 神経派もグリア派も初心者も大歓迎です。
メールアドレス thattori@naramed-u.ac.jp
Research
map
https://researchmap.jp/tys
辰巳 晃子
Kouko TATSUMI
役職 准教授 Assoicate Professor
学会 日本解剖学会、日本神経化学会、日本組織細胞化学会
研究テーマ アストロサイトの多様性と神経回路形成
一言 顕微鏡を覗くのが好きな方、形態学の世界に触れてみませんか?
メールアドレス radha815@naramed-u.ac.jp
Research
map
https://researchmap.jp/tkouko-naramed-u
石川 達也
Tatsuya ISHIKAWA
役職 講師 Lecturer
学会 日本解剖学会、日本神経科学会、日本疼痛学会
研究テーマ 感覚情報(痛み)の制御機構
一言 継続は力なり。日々の積み重ねを大切に頑張ります。
メールアドレス ishikawat@naramed-u.ac.jp
Research
map
https://researchmap.jp/0419
作村 涼子
Ryoko SAKUMURA
役職 教務職員 Secretary
メールアドレス sryoko@naramed-u.ac.jp
非常勤講師
和中 明生 滋慶医療科学大学大学院医療管理学研究科教授 M.D., Ph.D
古江 秀昌 兵庫医科大学生理学神経生理部門教授 Ph.D.
柴田 政彦 奈良学園大学保健医療学部特任教授 M.D., Ph.D.
眞部 孝幸 中京学院大学看護学部看護学科教授 Ph.D.
奥田 洋明 大阪医科薬科大学薬学部生体機能解析学教授 Ph.D.
田中 達英 国立長寿医療研究センター神経免疫システム研究部部長 Ph.D.
大学院・学部学生
Alimire Ababaikeri
Alimire Ababaikeri
学年 特別研究学生(金沢大学 医薬保健学総合研究科 博士課程 3年)
研究テーマ ミクログリアを介した炎症制御機構の解明
一言 Interest is the best teacher
寺田 美咲
Misaki TERADA
学年 医科学研究生B(医学科4年生)
研究テーマ パーキンソン病モデルマウスにおける体性感覚処理の異常
一言 学生の時から研究に取り組むことでたくさんの学びがあります!
仲嶺 悠
Yu NAKAMINE
学年 医科学研究生B(医学科2年生)
研究テーマ アストロサイト活性化機構の解析
一言 様々な経験を積んでいきます。
伊藤 芹菜
Serina ITO
学年 医科学研究生B(医学科3年生)
研究テーマ アルツハイマー病モデルマウスにおけるグリア細胞の応答変化
一言 研究を楽しみながら、新たな視点や考え方を身につけたいです!
教室OB
和中 明生M.D., Ph.D
Akio WANAKA
滋慶医療科学大学 大学院
医療管理学研究科 教授
眞部 孝幸Ph.D.
Takayuki MANABE
中京学院大学 看護学部看護学科 教授
奥田 洋明Ph.D.
Hiroaki OKUDA
大阪医科薬科大学 薬学部
生体機能解析学 教授
竹村 晶子Ph.D.
Shoko TAKEMURA
藤田医科大学医学部 発生学講座
精神神経病態解明センター 神経発生学部門 講師
石西 綾美Ph.D.
Ayami ISONISHI
兵庫医科大学 薬理学講座
実験助教
田中 達英Ph.D.
Tatsuhide TANAKA
国立長寿医療研究センター
ジェロサイエンス研究センター
神経免疫システム研究部 部長

脳を知ることは、人を知ること。
未来の医学を一緒につくろう。

スマートフォンを思い浮かべてください。
電源が入らなければアプリも動かず、アプリ同士が連携しなければ便利なサービスも使えません。脳も同じです。ニューロンやグリア細胞といった「部品」が正しく働き、回路がつながることで、記憶や思考、感情といった“機能”が成り立ちます。もし回路が壊れたり誤作動したら、それは認知症や精神疾患、脳卒中などの病気につながります。機能形態学は、いわば「脳という最高に複雑なデバイスの設計図と動作原理を読み解く学問」です。構造を理解することで、なぜ病気が起こるのか、どうすれば回復できるのかを考えられるようになります。

例えば、スポーツでの脳震盪、日々のストレスでの気分変化、年齢とともに記憶が曖昧になること——これらすべてに脳の機能形態が関係しています。つまり、この分野を学ぶことは「医学の基礎」だけでなく、「日常のなぜ?」を解き明かすことにもつながるのです。そして何より、ここでの学びは、医師としてのあなたの未来を大きく広げます。臨床現場で患者さんの症状に向き合うとき、その背後にある脳の仕組みを理解していることは、確実に診断や治療の力となります。
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